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2008年 07月 06日
「別解がバツにされるようになった理由」と「教育の無償」の関係

okumura先生のブログの「縦×横?横×縦?」という記事に新しいコメントで,下記のブログ記事の紹介がありました。

◆地下生活者の手遊び
 数学の定期試験で別解がバツにされるようになった理由
 http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20080703/1215073074

で,このブログの記事には原因として
つまりこれって、「格差」の問題が授業に影響を及ぼしているってことなのではにゃーかと。
と原因を推察なさってますが,いい推察ではなかろうかと思います。

解決策は,教育の無償化を守ることでしょう。 日本も1979年に批准した国連の「経済的,社会的及び文化的権利に関する国際規約(A規約):http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/2b_001.htm」の13条2項にある後期中等教育と高等教育の無償化を留保(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kiyaku/kaito/1_5.html#2)している理由が,すでに破綻しているとおもえる状況なので,留保できると考えるほうが間違っている気がします。
 
 これにたいして,上記ブログでは「『必履修科目』(必修科目ではありません)の履修漏れ」を肯定的にとらえています。これはコメントにも書かれていますが,絶対に認められるべきではありません。高校側が勝手に必履修科目を履修しなかったのでは,高校卒業証書の意味がなくなるからです。
 「履修されていると思っていた単位が履修されていなかった」では高校生で学習したはずのことを大学で教えることになります。これは,まるで社会保険のように,「まぁ,あとでなんとかしてくれるやろ」といった無責任極まる態度と同じです。
 で,必履修科目の履修方法について,「塀の上を歩いて,内側に落ちそう」なことをしている県がまだある,という話を聞いています。

by ji3faf | 2008-07-06 23:59 | PTA


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