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2006年 04月 26日
国防とコンピュータ
「松下電器はパソコン兵器の回収を!」という記事があることを「セキュリティmemo」で見ました。

 国防の備品でコンピュータが必需品なのは常識でしょう。
 タフブックがミサイルや銃と同じ扱いを受けるのにはちょっと違和感がありますが、電卓だっておなじなんです。

 今から30年位前に関数電卓が発売されました。HPやTIが売っていました。ROMパックを変えると金融計算の関数が増えたり、統計計算の関数が増えたりするわけです。
 そこに軍需関係の関数を入れたものがあるわけです。砲弾の種類と、風速を入れると、射撃角度が計算されるとかいうものです。当時は、砲弾ごとに計算尺で計算していたようで、それを電卓で計算できるようにしたわけです。

 「HHC」というジャンルのパソコンがありました。Hand Held Computerです。じつは、これも軍隊が利用していました。NATOが日本製のHHCを利用していたという話をきいたことがあります。
 初期のノートPCみたいなNECのPC-8201やエプソンのマシンもHHCのジャンルでしょう。これも防衛庁が購入していたはずです。ライフルで撃たれても壊れないとか、寒冷地や海に沈んでも大丈夫な専用ケースが開発されていたはずです。

 そもそもコンピュータの開発自体が弾道計算だったり暗号解読だし、インターネットも軍事研究の資金援助を受けて開発されたパケット通信技術を元にしているんですから、
 「タフブック」を回収
という運動にはとても違和感を持ちます。
 これをいうなら、過去にも「誘導ミサイルのカメラに日本製のビデオカメラが搭載されているのだから、ビデオカメラを回収せよ」、という運動も必要だったでしょう。

 先端技術は常に軍事利用されると思って間違いないと思います。その逆だってあるわけです。これだけ指紋認証や、画像処理が一般化されたのは、軍事利用されていた画像認識システムが民間利用できるようになったからでしょう。

 この記事のどこに違和感を覚えたのかをうまく言い表せないのですが、なんか、違和感をもったのです。

追伸
 トラバの先をみたら、おかしいと思ったのは私だけではなかったようです。そうそう、「GPSだって軍事衛星の民間利用」ということもかいてあるのもありました。

by ji3faf | 2006-04-26 02:27 | その他


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