2007年 07月 04日
科学的な思考方法
「物事を論理的に考える」ことが数学であり、理科であり、「科学的」でしょう。
 それと対極にあるのが、「にせ科学」であり、トリック・詐欺ですね。

 『「水からの伝言」を道徳教育につかって何が悪い』と逆切れされることは、もはや無いとは思いますが、いまだに「ゲーム脳」と同じく「生活指導、道徳教育」に使われているようなことを聞きます。
 そこで、この1冊。
水はなんにも知らないよ
左巻 健男 / / ディスカヴァー・トゥエンティワン
ISBN : 488759528X
スコア選択: ※※※※※

この本を読むと、あたらしい「水商売」に騙されないための、「科学的」思考法で目からうろこがいっぱい落ちます。「水からの伝言」は「波動商法」のための商材であることが明記されています。

 もう一冊は、「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(武田邦彦著)です。こっちには、
  第1章 資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル
  第2章 ダイオキシンはいかにして猛毒に仕立て上げられたか
  第3章 地球温暖化で頻発する故意の誤解
など、おもしろい話題が満載ですが、これも用心しないといけない本です。
 13ページに「ペットボトルの消費量と回収量、再利用の変化」というグラフが「出所:PETボトルリサイクル推進協議会、PETボトルの生産量及びリサイクル状況」として書かれているのですが、これが間違っていると、クレームが公表されています。

 書籍「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」での弊協議会データ捏造について(財団法人 日本容器包装リサイクル協会) 

 このほか、124ページに「同じ体積の水と氷では氷のほうが軽い」というイラストで「北極の氷が溶けても海水面は変わらない」といえば、たしかにそのとおり。浮かんでいる氷をみればそうだろうけど、浮かんでいない氷床などが(7月6日追加)溶けた水は海水面上昇になるでしょう。IPCCの報告を引用してますが、それもまちがっているという話があります。
 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソ

 というわけで、「自分で文献に当たって調べること」「人の話は鵜呑みにしないこと」という情報教育の本質が、ここでも役立つようです。
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by ji3faf | 2007-07-04 23:40 | 情報教育


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