2007年 06月 07日
原因調査は何のため?
ちょっとOEがへんな挙動をしているという相談をうけたので,ググっていたところ,こういうのを見つけてしまいました。
 相談内容とは全く関係のないことだったのですが,たしかに大きな問題でしょう。

  Outlook 2007 で送信メールの添付ファイルが消えてしまう

さすがMS製品。Outlook2007からOEにメールを送信するとときどき添付したWordファイルが添付されていないことが発生するそうで。原因は当然不明。

 それで気になったのは,ある方が
送受信時のLogの調査。
問題が発生した(添付ファイルが紛失した)メッセージのMessage header の情報。
をしたらどうか,と書かれているのですが,
私が欲しいのは汎用的な対症療法であり、個別のケースに関して原因が分かったところでいちいちその人向けにだけ送り方を変える事はとても現実的とは思えないからです。
(略)
特にOutlookのようなソフトの場合、自分のところだけではなく、ほとんどPCを知らずに使っている相手先も巻き込むことにもなりますので、軽々しく調査は出来ないのが現実です。
と返事がかかれていて,そこでこのスレッドがおわっているところ。

 汎用的な対症療法を必要としておられるようなので,わたしのようなシステム運営側からすると「原因究明&対症療法をアドバイスできるかもしれない情報が欲しい」とおっしゃっていると思います。しかしながら,この「情報提供してね」と言われた側は「意味が無い環境調査であり,PCを知らずに使っている相手を巻き込むから調査するつもりはない」という返事をしているわけです。メールを読むのがやっとの相手に,さらに複雑な操作をお願いをすることは,「おれがなんかしたとおもってるんかい,ぼけぇ!」と突っ込まれるのがオチ,という判断でしょう。それはそれで正しい判断です。

 利用者から見て関係のなさそうな利用環境が,実はトラブルに関係することは多々あります。また,メールは送信する側の問題だけではなく受信する側や,その途中経路も問題です。対症療法だけを求められても,困るんですよね。別のトラブルを誘発したりすることになったら泥沼ですから。
 
 このように,「科学的に」物事を進めようとすると「そんなのはいいから,とにかく何とかしてくれ」といわれて対処することになるのは現場としてはしかたないです。泣く子には勝てません(;_;)。 そうして,思考停止している人がどんどん増えて,「エセ科学」が蔓延したり,コンピュータシステムにどれだけ依存しているかを軽視してATMや搭乗手続き遅延やらが発生したりと「センセーショナルな報道」に流されるんでしょうね。
   
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by ji3faf | 2007-06-07 23:19 | 情報教育


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