2007年 05月 14日
USBフラッシュメモリの紛失が相変わらず続く
 学校の先生という仕事は,「学校の勤務時間中には終わらない」というのはほぼ常識だと思ってください。宿題を見る,授業の準備をする,学級通信を書いて印刷してなど授業の内容と,生活指導と,進路指導と,管理的業務があって,それらが突発的に発生する事件でかき乱されます。

 それで,休日でもクラブの顧問だと対外試合の引率とかが多いので,本当に休めるときは自分の家庭のこともあるので「自宅にいたい(で,自宅で仕事をする)」と思うのは非常に理解できます。だからといって,「どんな情報でも持ち出して良いのか」というのは別問題。その点に関して「情報管理」という観点から見ると非常に考えが甘い,としかいいようがありません。

 個人情報保護法が施行されたときに,私学では自分の学校の個人情報を精査していました。しかし公立学校は対象からはずれていたためか,管理(所持)している情報について精査しているようには思えません。ましてや,その管理について,個々人の先生に徹底できているとは到底思えません。
 口をすっぱく講習会で説明しても,管理職を通じて文書で通達をだしても,「右耳から左耳に抜けている」としか思えないのが現状です。

 たとえば,
USBメモリーに記録して持ち出したら,紛失事故が起こるので原則禁止するのはわかる。ならば,メールに添付して自宅のアドレスに送れば安全でしょう?
という趣旨の質問が存在することです。『なぜ持ち出しを禁止しているか』ではなく,『「USBメモリーに記録して」持ち出すことを禁止している』と考えていることが良くわかる質問です。思考の停止が起こっているのですね。

 でも,なんらかの情報を持ち出す,持ち込む(たとえば学級通信の原稿を自宅のパソコンで作成して学校のパソコンにコピーして完成させる)とかはありえるわけです。

そこで,現実的な方法をいくつかメモ的に残しておきます。

■1■USBストレージを使用禁止にする方法
 日経BP デジタルアリーナ
  USBメモリーの使用を無効にする 
管理権限のあるユーザーでログオンし、「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力。レジストリエディタが起動したら、次の順でキーをたどる。

HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Services → USBSTOR

 右側のペインに表示される「Start」をダブルクリックする。「値のデータ」に半角数字で「4」を入力して「OK」ボタンをクリックする。レジストリエディタを終了すれば、USBポートにUSBメモリーを挿しても認識しなくなる。

■2■USBストレージを読み込み専用(書き込み禁止)にする方法
 日経BP デジタルアリーナ
  USBメモリーへの書き込みを禁止する 
まず、管理者権限のあるユーザーでログオンし、スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「regedit」と入力して「OK」ボタンをクリックする。レジストリエディタが起動したら、次の順でキーをたどる。

HKEY_LOCAL_MACHINE→SYSTEM→CurrentControlSet→Control

 「Control」の下に「StorageDevicePolicies」というキーがあるか確認し、なければ「Control」を右クリックして「新規」-「キー」を選んで新たに作成する。続けて、「StorageDevicePolicies」を右クリックして「新規」-「DWORD値」を選び、「WriteProtect」というDWORD値を作成する。これをダブルクリックして、「値のデータ」に半角で「1」を入力して「OK」ボタンをクリックする。

 レジストリエディタを終了してWindowsを再起動すれば、それ以降はUSBデバイスにデータの書き込みができなくなる。なお元の状態に戻すには、「WriteProtect」の値を「0」にするか、「WriteProtect」というDWORD値を削除すればよい。

■3■自動的に暗号化するUSBメモリーを利用する
 指紋認証のUSBメモリーはすぐに壊れます。うっかりと力をいれて押してしまうので,コネクタが破損するのです。また,暗号化ユーティリティが添付されていて,それで暗号化するというものがありますが,そのソフトを利用して暗号化し忘れたらだめですね。
 せっかく暗号化してもパスワードを忘れたり,パスワードの管理がずさんだったり(パスワードをメモリに貼り付けたりなんて,学校の先生ならありそう),もっと怖いのは所有者が事故などで緊急入院でもされたときに,そのUSBメモリーに格納された業務文書が取り出せなくなったりすること。
 そういう「業務用途」向けのUSBメモリーも発売されました。
 ・RUF2-HSCシリーズ
  プレスリリース:http://buffalo.jp/products/new/2007/000444.html
 ・「SecureLock Manager」
 プレスリリース:http://buffalo.jp/products/new/2007/000473.html

でも,ひとつ苦言をいっておきます。このメモリの形状とその宣伝文句についてです。
 「外したキャップが、メモリの後ろに付くのでキャップ紛失防止になります。」と紹介されていますが,それをするにはメモリ本体のストラップ取り付け部にストラップをつけられません。ストラップを付けたら,キャップが嵌らないからです。

 「ストラップが取り付けられるので持ち運びの際に便利です。また紛失防止対策にもなるので安心です。」とも書かれています。しかし,それは写真を良く見てもらえばわかるとおり,キャップにストラップを取り付けています。紛失事故が起こるのは,こういう取り付け方をしている場合です。

 ●紛失しないように,自動車のキーや携帯電話のストラップにUSBメモリーを取り付けておいた。
 ●しかし,ストラップはキャップにつけていたため,気づいたらキャップだけが残っていて,USBメモリー本体を紛失していた

ということです。
 だから,このような宣伝文句は止めて欲しいです。

でも,機能的には魅力的なので,評価用に購入したいです。
[PR]

by ji3faf | 2007-05-14 01:08 | システム管理


<< 学力テストの予行演習      MicrosoftUpdate... >>


にほんブログ村 教育ブログへ




Map