2007年 04月 27日
技術者教育と 555
mixiの「秋月電子」コミュに「最低でした」というトピックができたのは4月5日の午前2時5分。まぁ,高校では「ハンダ付けが上手」と言われていたようで,その自信から電子工作の失敗は部品の販売が原因とごねるために作ったトピックのようでした。
 いわゆる「厨房」がごねて,「大人」がそれをあおって祭りになるのだったら,いつもの2chの流れ。
 このトピックが違ったのは,「大人」が自分の背中を見せて,
 ・昔は自分もそうだった(だからあきらめるな)
 ・いまはこんなことができるようになった
 ・世間は広い。こんなハンダ付けができるのがプロの仕事
と写真を公開。
 で,トピックを起こした初心者向けにみんながそれぞれの手持ち部材で製作し,「やればできる」ことを証明。プリント基板をおこしたり(そういえば「エッチング」を「エッジング」と書いてる人もいたなぁ),豪華部品で手作り見本を作って送ったり。
 最初は「クレーマー以下」だった初心者が,向学心に燃えていく様子が「24」さながらのリアルタイムに描かれていてちょっと感動。プチ「電車男」でした。
 ほんと,このトピに参加した人ってプロです。並みのプロではありません。NHKの「プロフェッショナル」に取り上げてもらってもいいくらいのプロ。あのハンダのノリといい,すごい。
 それと,タイミングを捉えた「褒め言葉」。トピックの474で「ごめんなさい」という単語がでてくるのですが,3分後に476で「ごめんなさい が言えるようになりましたね。」と書かれています。このあたりが,トピ主の「成長を認めた」ことの表明となって,このトピックが良い意味での祭り状態になっていったんだと思います。

 ・・・・

 話は変わりますが,わたしも大学生の時に訓練されました。銅線を3cmに切って,それをハンダ付けして立方体を作る。できた立方体を押してハンダが取れたら(たいてい割れる),ハンダのノリが悪い。引っ張って外れたら,芋ハンダ。
 それができるようになったら,2cmの立方体になり,1cmの立方体の製作。1cmだと,すばやくしないと熱でとなりの頂点のハンダが溶け出すわけです。
 それができるようになったら,立方体の重量を量る。「どれだけ軽量化できるか」=「少量のハンダで確実に接合できる」という訓練です。
 もうメガネをかけたままではできなくなったなぁ。

 その訓練が終わったあとに作らされたのが555を使った電子メトロノーム。スピーカをつけると,理科室のような大き目の部屋で聞くには音量を上げないといけなくなるけど,そうするとアンプ回路が必要で,スピーカも必要で,そうすると電源もそれなりのものを用意しないといけなくて…となる欠点が。そこで設計者が考えたのはラジオの利用。発信回路をつけて雑音を放送する。微弱電波であればあるほど良いわけで(雑音だから)電流もさほど必要ない。大きな音が必要なら,ラジオのボリュームを上げるだけ。

 このトピも555チップのハンダ付け問題から始まってますので,やっぱり電子工作には555は外せないなぁと感じた次第。ちなみにwikipediaの555の説明「555 timer IC」には,とても面白いサイトがリンクされていました。Javaアプレットで555の動作を見せてくれるものです。
 555 Timer Chip
  555チップ内のフリップフロップを見せるバージョン
 
個人的には,このサイトにある「Digital Filters」が気に入りました。

そうそう,このトピでも紹介されていましたが,リレーで電卓を自作した人がいるんですね。
 マイ・プロジェクトX 「リレー式電卓」
 これも感動モノでした。
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by ji3faf | 2007-04-27 03:47 | 情報教育


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