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2006年 12月 24日
塾禁止?
辰己さんの12月24日のブログ「「塾禁止」という主張も、座長が言うなら聞き流せない」にあるとおり,公的会議の座長の発言だから,ちょっとヤーな感じです。
 骨のある会議みたいで,「事務局」が書いた素案にはっきりノーをつきつけてる人たちですから,それなりの「直言」はかまわないのですが,それが政策に反映されるのは大変なことです。

 文部科学省の調査なんかより,予備校の調査のほうが余程信用できたりするわけですし,予備校の先生を講師に招いた「教員研修」をやってるところもあるわけで,それって,「塾の禁止」で済む話ではないでしょう。

 わたしも行くつもりがなかった塾に小学校6年生にいって,そこで学校ではあほらしい「教科書どおり」ではないという「学習方法」があることを知ってはまりました。
 ま,小学校のときの先生には恵まれていないということもあったんですが。
 前に書いたかもしれないけど,

  ・太陽系は銀河系の中心である
  ・香港は島ではない(小学生の社会化の地図では,香港島の大きさより政庁がある印の赤丸が大きくて,島に見えない。図書室には百科事典の別冊の世界地図はなかったし)

という先生に反論しては浮いちゃった状態だったわけです。

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 当時は個人塾で,生徒数も中学校1年から浪人生まで合わせて数十人だったわけですが,偶然にも変人がいたわけです。で,塾長がその変人だけのクラスを作ってくれました。先生もま,変人でしたが!(^^)! 
 数学は岩波全書の「代数入門」を中学2年から3年にかけて全問題を解きました。それで代数の面白さにはまりました。そのまま岩波全書の微積分入門をやって,高校1年で全問題を解きました。対数微分方なんかむちゃくちゃ面白かった。
 化学はアメリカの大学1年生用の教科書で勉強しました。英語と化学を一緒に勉強出来るとか言って。これも面白かった。

 そのせいかどうかわからないけど,大学にいってからコンピュータの資料を読むのはぜんぜん苦にならなかったですね。専門分野の単語と言い回しがわかったら,構文的には難しいことはないし,論理的だから。
 文学作品を読まされる「英語の授業」のほうがよほどつらい。

 そうそう,英語は塾よりも中学の先生が「チョムスキーの変形文法を読め」とかいって,単語帳を作る代わりに,わけのわからんへんな本を薦められました。「あー,これが日本語か?」と思いながら,学校で習う英文法のほうが規則的だなーと,数学の公式のつもりで英語の試験対策をしてたわけですが,あたまはぐちゃぐちゃ!(^^)!

 というわけで,塾は補習のためにあるわけではないってことです。
 教育研究機関としても立派なもんじゃないかなとおもったりします。同級生が大手塾の理事長をやってるから弁護するわけではありませんが,まじめなところ,地域の教育力の一端をになっているといってもいいと思います。

by ji3faf | 2006-12-24 19:41 | PTA


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