2006年 05月 29日
「リンクに許諾は必要かの議論」についての議論
辰巳先生のブログの5月24日に「「リンクに許諾は必要かの議論」についての議論」というのがあって、興味深かった。
 コメントや、トラックバックも見たけど、ひとつ抜けている情報がある。
 それは
教育委員会が、「各学校にリンクの許可を求める表示の掲載を義務付けた」地域がある
という事実である。
すでに、その条件は完全に守られていないが、この通達が出た当時は、幼児ポルノリンク集に学校のホームページがリンクされていたことが結構あったのが原因である。
 運動会の様子の写真など、そのての人には「おいしい写真」だったのかもしれない。保護者がそれを気にして、「ポルノサイトにリンクされるのは問題だ」教育委員会に訴えていたようだ。

 これは、ぜんぜん意味のない通達であることは、通達を出した側も気づいていた節がある。それでもその通達を出さざるを得ない時代背景があったのは事実。そして、それをまねたところも少なくないと聞いている。

 なぜ、意味がないか。リンクしてほしくないようなサイトの運営者が、リンクの許可を求めてくるとは思えない。逆に、リンクの許可をだしてもよいようなサイトの運営者にとっては、無駄な労力(リンク許可のメールを出し、返事をもらい、お礼のメールを送る。リンク許可のお礼がないという人もいた)が増えるだけ。
 つまりは、目的を達成できないのである。行政にとっては「こんなことをしています」というポーズを見せて、保護者を安心させたと思っているのだろうが、迷惑以外の何者でもなかったと思う。
 しかし、繰り返しになるが、それを理解したうえで、そういう通達を出さざるを得ない時代だったということだ。いまは児童ポルノを国際的に取り締まれるから、そういう要請はへったのだと思いたい。

 ちなみに、この話はi-ethicsメーリングリストで2005年10月31日からしばらく続きました。1700代の話題なので、残念ながら過去ログにはなっていません。
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by ji3faf | 2006-05-29 01:35 | 情報教育


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