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2010年 06月 24日
学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】
まだ文部科学省のホームページに記載されていませんが、表題のプレスリリースがNICERに掲載されています。

■学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】について 6月22日報道発表
 http://www.nicer.go.jp/lom/data/contents/bgj/2010062202025.pdf

 いつものとおり3月1日付けでの調査です。が、調査票は年度越えてからだったような!(^^)!
 特筆すべきは6ページの「②教員の校務用コンピュータ整備率」が98.3%と飛躍的なのぴを示したことです。でも、こんなに急に配備されたのですから、使えるように設定するのは大変なことだとおもいます。

【追記】
 機器整備の伸びが著しいのはスクール・ニューディールの影響でしょう。それを示すためだと思いますが、3月1日付けの調査結果だけではなく、3月31日付けの結果と比較できるようになっています。
 文部科学省のホームページでも、速報値が公開されました。
  http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/07052402/1295101.htm

 また、9ページの「①コンピュータ1台あたりの児童生徒数」ですが、年度末の伸びが一著しいのは大阪府(兵権に追いつきました)と神奈川県。
 でも、10ページの「②教員の校務用コンピュータ整備率」では大阪府が最低。大阪の先生は生徒用のパソコンが急激に増えたのに、自分たちの仕事用のパソコンは整備されなかったようです。
 どうやって教材研究して指導するんでしょう?
 私物を持ち込めってことでしょうか?
 パソコンを共有しろってことでしょうか?
これでは19ページの「A 教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力」や「E 校務にICTを活用する能力」の順位が低いのは当然ですね。だって、ないんだもの。能力があっても、作業できなきゃできないでしょう。

12ページの「④超高速ネット接続率」で高知県がダントツに低い数字ですが、高知県は東西に広く、人口密度も分散していたので地域ネットを引きにくい県だったと記憶してます。

 24ページの「平成21年度中にICT活用指導力の各項目に関する研修を受講した教員の割合」で受講していない教員が80.6%おられますが、そうでしょうね。これだけ学力テストの成績問題が報道されていれば、タダでさえ忙しい先生たちは、苦労して作った時間を「主要教科指導」の方に時間を割くでしょうし、管理職もそちらの方に目が行くでしょうから。

 まぁ、いろんなところから悲鳴が聞こえてきそうな速報値です。

by ji3faf | 2010-06-24 01:30 | 情報教育


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