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2009年 06月 16日
ネットを危険地帯にしているのは教育者
●日経ITPro
[RSA Conference 2009]ネットを危険地帯にしているのは教育者---和歌山大の豊田准教授が指摘
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090611/331724/

激しく同意!
 「10%の子どもたちは何を言っても変わらない可能性は高い。しかし、25%のネットモラルに長けた子どもたちの可能性をさらに引き伸ばし、大半の65%をいかに25%の子どもたちに近づけるかが何よりも重要。そのためにはキーボードの打ち方などのパソコン教育ではなく、ネットモラル教育の徹底が最も有効的」(豊田准教授)と力説する。
そうそう。
ネットモラル教育を徹底していない学校や教員は、文科省の方針に従っておらず、本来、教育が徹底されるべきネットモラル教育を怠っていると言える。
記者にこういうコメントをされると,先生たちは困ってしまうでしょう。PISA学力テストのセーセキが下がったからと教科学習の時間も必要なのに, 「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」で月曜の休日が多くなったために授業時間の確保に頭がいたいし。
実際、豊田准教授が独自に入手したいくつかの小学校で勤務する教員の年齢分布の一部を見てみると、「40~50代の教員が全教員の7割以上を占め、30代は存在せず、残りは20代。しかも、20代の教員は学生時代に『携帯電話を持ち込むな』とうるさく言われる教育環境で育ってきたため、同じことを今の生徒にもする可能性が高い」(豊田准教授)。

PTAで学校にいけば,この指摘があたっていることはわかるはず。

ケータイを持たせないという運動をしている人たちに,この発言の重みを知って欲しい。子どもに持たせなかったら,それで安全なのだろうか? 持たせないで済む地域はそれでよいかもしれないけれど,成長したらその地域からでてゆく子どもたちだっているわけだし。 「持たせろ!」と言うわけではなく,「持つことは悪いこと」という短絡的な思考にならないように育てて欲しいということ。まわりまわって,技術不信になったりしないかと考えるのは私の妄想?
「本来、現実社会で必要なモラルが教育機関で教えられるように、ネットモラルも教育機関で教えられるべきもの。だが、今の子どもたちの多くは、こうした教育を受けることなく、いきなり大人たちを交えたネット社会に放り込まれている」(豊田准教授)。
学校を卒業したときに,友達から「こうすると便利で安全なんだ」と間違った情報を教えられても,正しく判断できる予備知識も持たないで,学校を卒業する年齢になってしまったら,ネギカモじゃないですか?

 教育に勝る防御はないというのが,私の結論なのです。

by ji3faf | 2009-06-16 18:36 | 情報教育


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